養腸だより
養腸コラム
2016.11.04
鵜呑みにしないこと
以前見たテレビ番組で、かなり著名な医師の方が
乳酸菌と食物繊維なら、食物繊維を摂ったほうがいい
的なことを言っておりました。
養腸の考えからすると、
食物繊維がベストな選択でも回答でもない。
ということができます。
乳酸菌(むしろビフィズス菌)を摂取すると
いいウンチになるからです。
食物繊維がそこそこでも、です。
赤ちゃんがまさにそうではありませんか?
離乳食前の赤ちゃんは母乳またはミルクだけで成長します。
食物繊維は食べません。
善玉菌が優勢な腸内環境だから、という事実がありますが、
母乳だけで、ブリッブリのいいウンチ出せてます。
繊維がなくても腸内環境が整えばウンチは出るということです。
とはいえ、これは赤ちゃんの場合。
オトナになれば繊維はないよりあったほうがいいです。
「一般的」な話として。
オトナでも子どもでも腸にトラブルがある方、
例えばIBS=過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎などの
症状をもっている方は、繊維を積極的に摂らない方が
いいとされています。
食物繊維といっても水溶性と不溶性があり、どちらを
どれくらい摂るかでも腸内環境やウンチは変わります。
まずは「じぶんの腸」の状態を正しく知った上で、
なにが必要かを考えるのが王道で正道です。
知ることができれば、何が必要で何が不要かわかります。
この「じぶんの腸を知る」ことが「養腸」にほかなりません。
養腸は全てのはじまりであり、目指すところです。